マンションの場合の不動産の表示例
敷地が割合
マンションの場合は通常、建物部分の敷地部分の土地は、敷地権割合という形で所有しています。
そのため、この部分の表示しかたが一戸建てと違ってきます。
敷地権付区分建物(建物の名称がある場合)
一般的なマンション等の場合です。
一棟の建物の表示
所 在 千葉市千葉区千葉 町 一 丁 目23 番 地
建物の名称 サンライフマンション
専有部分の建物の表示
家屋番号 23番の101
建物の名称 101号
種 類 居宅
構 造 鉄骨造1階建
床 面 積 1階部分 6 0 ・ 39 平 方 メ ー ト ル
敷地権の表示
符 号 1
所在及び地番 千葉区 千葉町 一 丁 目 2 3 番
地 目 宅 地
地 積 5 0 0 ・ 0 0 平 方 メ ー ト ル
敷地権の種類 所 有 権
敷地権の割合 1000分の 30
建物の名称があれば、 一棟の建物の構造、床面積の記載が省略できます。
家屋番号は、固定資産税台帳の番号と違う場合もあります。
「u」記号での表示でも可能です。
敷地権割合の分数はそのまま書きます。約分できてもこのまま記載します。
不動産番号を記載した場合
登記の申請書で不動産の表示の部分に、不動産番号を記載した場合には、細かい記載を省略することができます。
土地の所在・地番・地目・地積(建物の所在・家屋番号・種類・構造・床面積)の部分が省略可能です。
敷地権付きでないマンション
ここ15年くらいの間にできたマンションだと、ほとんどの場合、敷地権付区分建物ということで土地の割合が記載されています。
しかし、この方法が決まったのが、昭和59年くらいの法律なので、それ以前に登記されたマンションや、あえて土地と建物を一体処分しないと決めたマンションやアパートでは通常の土地・建物の表示と同じような記載方法になります。